コラム
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プロポリスにはさまざまな効能が!更年期の不調改善や免疫サポートについて解説
更年期世代の健康課題に対応できる、新たなサプリメント素材をお探しではありませんか?
プロポリスは、ミツバチが巣を守るために作り出す天然の防御物質です。最近では、とくに、女性の更年期症状へのアプローチや免疫サポート、抗酸化作用などの機能性が研究によって明らかになっています。
本記事では、サプリメント開発を検討している企業担当者の方に向けて、プロポリスの基本的な知識から、期待される効能、商品設計のポイントまでを詳しく解説します。差別化可能な訴求軸や、消費者に選ばれる商品づくりのヒントとしてご活用ください。
プロポリスとは
プロポリスは、ミツバチがハーブや樹木の新芽、樹液などを集め、自らの分泌物と混ぜ合わせて作る天然の樹脂状物質です。ギリシャ語で「敵の侵入を防ぐ城壁」を意味する言葉が語源で、ミツバチは巣の入り口や隙間にプロポリスを塗ることで、外敵の侵入を防ぎ、巣内の衛生環境を守っています。
プロポリスには300種類以上の成分が含まれており、たとえば以下のような栄養素が含まれています。
- アミノ酸
- ビタミン類
- ミネラル類
- フラボノイドなど
さまざまな栄養素が含まれており、健康食品やサプリメントの素材として注目を集めています。
産地やミツバチの種類、原料となる植物によって成分構成は異なりますが、とくにブラジル産のプロポリスは「アルテピリンC」という独自成分を豊富に含んでいることで知られています。天然由来の複雑な成分構成は、安価な一般食品との差別化を図り、ブランド価値を高める要素となります。
プロポリスとはちみつ・ローヤルゼリー・マヌカハニーの違い
ミツバチが関わる健康素材には、プロポリスのほかに「はちみつ」「ローヤルゼリー」「マヌカハニー」があります。
これらはしばしば混同されがちですが、それぞれに異なる特徴と用途があります。商品企画を行う際には、ターゲット層の悩みに応じた素材選びが重要です。
| 素材 | 特徴 | 使用される用途 |
| はちみつ | 天然の甘味料、エネルギー補給 | エネルギー補給、甘味料 |
| ローヤルゼリー | 滋養強壮効果 | 美容や体力のサポート |
| プロポリス | 抗菌・抗酸化作用、免疫サポート、感染症対策 | 免疫サポート、抗菌 |
プロポリスとはちみつの違い
はちみつは、ミツバチが花の蜜を集めて巣で熟成させた天然の甘味料です。主成分は糖質で、エネルギー補給や甘味料としての用途が中心です。
一方、プロポリスは樹脂状の物質で、抗菌・抗酸化作用に優れ、健康維持を目的とした機能性素材として活用されます。
プロポリスとローヤルゼリーの違い
ローヤルゼリーは、働き蜂が分泌する女王蜂専用の栄養食です。滋養強壮や美容サポートを訴求する商品に多く用いられます。
プロポリスは防御・抗菌に焦点を当てた素材で、免疫サポートや感染症対策といった異なる訴求軸を持ちます。クライアント企業がローヤルゼリーも取り扱っている場合、ターゲットに応じた使い分けやポートフォリオ戦略が可能です。
プロポリスとマヌカハニーの違い
マヌカハニーは、ニュージーランドに自生するマヌカの花から採取されたはちみつで、独自の抗菌成分「MGO(メチルグリオキサール)」を含むことが特徴です。
抗菌作用を持つ点ではプロポリスと共通していますが、マヌカハニーは食品として摂取しやすい点が魅力です。一方、プロポリスはサプリメント形状での機能性訴求に適しています。
プロポリスに期待される効能
プロポリスには、更年期障害の改善をはじめ、抗酸化作用や免疫サポートなど、さまざまな健康効果が報告されています。
ここでは、サプリメント商品開発において訴求可能な効能について、科学的根拠とともに解説します。ただし、これらは食品として期待される範囲内での記述であり、効果を確約するものではありません。
【早見表:プロポリスに期待される効能】
| 効能 | 説明 |
| 抗酸化作用・アンチエイジング | フラボノイドが含まれ、細胞の老化を防ぐ |
| 抗炎症作用 | 口腔ケアや炎症症状の改善に寄与 |
| 更年期障害の改善 | エストロゲン様作用が更年期症状を緩和 |
| 女性の頻尿改善 | 40~79歳女性を対象に頻尿改善の報告あり |
| 認知機能の改善 | 高齢者向けに認知機能を改善する効果が期待される |
| 肥満・メタボリックシンドロームの改善 | 脂質代謝をコントロール、体重管理に寄与 |
| 血糖値の正常化 | インスリンの働きを改善し、血糖値を安定化 |
| 肝臓の保護 | 肝機能障害や肝硬変の予防に役立つ効果 |
| 花粉症の予防・改善 | ヒスタミンの放出を抑制し、花粉症対策に有効 |
| 風邪やインフルエンザの予防 | 免疫機能を活性化し、抗ウイルス作用も期待される |
| 抗がん作用 | がんの予防や治療に役立つ可能性が研究されている |
抗酸化作用・アンチエイジング
プロポリスに豊富に含まれるフラボノイドは、強力な抗酸化物質として知られています。活性酸素は細胞を傷つけ、老化や生活習慣病の原因となりますが、プロポリスの抗酸化作用により、これらのダメージを軽減できる可能性があります。
加齢に伴う肌のシミやシワといった悩みに対するアプローチとして、抗酸化作用は高いニーズがあります。中高年女性をターゲットとした美容サプリメントにおいて、プロポリスは訴求力のある素材となるでしょう。
抗炎症作用
プロポリスは「天然の抗生物質」とも呼ばれ、抗菌・抗炎症作用を持つことが知られています。口腔ケア商品や、炎症を伴う症状への対応を訴求する製品において、プロポリスの活用が期待されます。うがい薬や口内炎予防のサプリメントなど、具体的な悩み解決型の製品設計が可能です。
更年期障害の改善
プロポリスの更年期障害に対する効能は、近年、とくに注目されている領域です。レッドプロポリスにはイソフラボンが豊富に含まれ、エストロゲンに似た働き(エストロゲン様作用)を持つとされています。更年期にはエストロゲンの分泌が急激に減少するため、この作用が更年期症状の緩和に寄与すると考えられています。
また、グリーンプロポリスはエストロゲンの分泌を促す可能性が示唆されており、更年期の総合的な健康維持にアプローチできる素材だといえます。更年期障害の改善を訴求する商品において、プロポリスはエビデンスに基づいた差別化軸として活用できるでしょう。
なお、イソフラボンによる直接的なサポートを強調したい場合はレッドプロポリス、強力な抗菌・抗酸化作用による総合的な健康維持を謳いたい場合はグリーンプロポリスというように、目的別の素材選びが重要です。
女性の頻尿改善
頻尿に悩む40~79歳の女性を対象とした臨床試験では、ブラジル産プロポリスエキスを含むサプリメントを8週間摂取したグループで、昼間および夜間の排尿回数が減少したことが確認されています。
過活動膀胱の症状改善や生活の質の向上も報告されており、女性特有の悩みに対する具体的なソリューションとして訴求できます。
認知機能の改善
プロポリスには、神経細胞の形成を促進し、認知機能を改善する効果が期待されています。高齢者を対象とした試験では、プロポリスを24か月間摂取したグループで認知機能スコアが緩やかに改善したという結果が得られています。高齢者向けの「知的健康」を訴求する新しい市場カテゴリーにおいて、プロポリスは有効な素材となり得ます。
肥満やメタボリックシンドロームの予防・改善
プロポリスには脂質代謝をコントロールする働きがあり、コレステロールの体内合成を抑制し、脂肪の吸収を阻害することで体内の脂肪蓄積を減少させる可能性が示されています。
NEXERと弊社が共同で行ったアンケートでは、ダイエットを行った理由として、アンケート結果では「体重が増えたから」が最も多くを占めています(57.6%)。
体重管理や健康維持が必要とされる中高年層にとって、プロポリスの脂質代謝に対する働きは、肥満やメタボリックシンドロームの予防・改善に寄与する可能性があるでしょう。
※アンケート引用元:【ダイエット意識調査】きっかけは「体重増加」が中心。サプリ利用者の声も
生活習慣病対策を訴求する中高年向け製品において、プロポリスは付加価値のある素材として活用できます。
血糖値の正常化
プロポリスにはインスリンの働きを改善する作用があり、血糖値の正常化に役立つことが報告されています。糖尿病の初期症状を抑える可能性も示唆されており、健康診断で血糖値が気になる層に向けた商品開発が期待されます。
肝臓の保護
プロポリスに含まれるカフェ酸には、肝機能障害や肝硬変の前段階である肝臓の線維化を予防・軽減する効果が報告されています。肝臓の健康維持を訴求する商品において、科学的根拠に基づいた素材として位置づけられます。
花粉症の予防・改善
プロポリスには、花粉症の原因となるヒスタミンの放出を抑制する効果があるとされています。花粉症シーズン前からの予防的な摂取が推奨されており、季節性の需要に対応した商品展開が可能です。免疫系への作用は、時勢に合わせた強力な訴求軸となります。
風邪やインフルエンザの予防・症状軽減
プロポリスは免疫機能を活性化する効果があるとされ、風邪やインフルエンザに負けない体づくりをサポートします。抗ウイルス作用や症状軽減効果も報告されており、感染症対策を訴求する商品に適しています。
抗がん作用
プロポリスに含まれるアルテピリンCには、がんの予防や治療に役立つ可能性を示す研究が発表されています。ただし、これは研究段階の知見であり、過度な期待を抱かせないよう配慮が必要です。あくまで「研究が進められている」という表現にとどめることが重要です。
自分に合ったプロポリス製品の選び方
消費者がプロポリス製品を選ぶ際のチェックポイントは、商品企画における品質担保基準や原料選定の指針として活用できます。ここでは、企画担当者が押さえておくべき選び方のポイントを解説します。
形状で選ぶ
プロポリス製品には、錠剤、カプセル、液体などさまざまな剤型があります。ソフトカプセルは成分含有量が多く、摂取しやすい形状として人気があります。クライアント企業が対応可能な剤型(例:ソフトカプセル、ハードカプセル、打錠など)を考慮した商品設計が求められます。
産地で選ぶ
高品質とされるブラジル産プロポリスは、アルテピリンCを豊富に含むことで知られています。とくにグリーンプロポリスは、その優位性が科学的にも裏付けられており、品質訴求の根拠として活用できます。産地情報を明確に示すことで、消費者の信頼を得やすくなります。
規格基準で選ぶ
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会が定める規格基準に適合した製品は、一定の品質が保証されています。規格基準への適合は、商品の信頼性を高める要素となります。
※出典:公益財団法人 日本健康・栄養食品協会「規格基準の概要」
GMPマークで選ぶ
GMP(Good Manufacturing Practice)認定工場で製造された製品は、製造工程の管理が適切に行われていることを示します。クライアント企業がGMP認定工場を保有している場合、これは大きな強みとなります。製品パッケージやプロモーション資料において、GMPマークを活用することで、信頼性を訴求できます。
※出典:公益財団法人 日本健康・栄養食品協会「GMPの概要」
※出典:厚生労働省「GMPマークを目印に健康食品を選びましょう!」
保健機能食品から選ぶ
特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品といった保健機能食品は、国が定めた基準に従って機能性が表示されています。
NEXERと弊社が共同で行ったアンケートの結果、サプリメントを利用したことのある81人中、27.5%の回答者が、サプリメントを選ぶ際に、代謝を上げる「燃焼系」や食べる前に飲む「カット系」など、効能を重視していることがわかります。
※アンケート引用元:【ダイエット意識調査】きっかけは「体重増加」が中心。サプリ利用者の声も
その結果から、プロポリスを保健機能食品として訴求する際には、機能性表示食品としての基準やエビデンスをしっかりと示すことが重要だといえます。
※出典:消費者庁「保健機能食品について」
プロポリスを飲むタイミング
プロポリスは食品であるため、摂取タイミングに厳密な決まりはありません。ただし、吸収効率を考慮すると、空腹時の摂取が推奨されます。
一方、胃腸が弱い方には食後の摂取を勧めるなど、ユーザーへの推奨方法を整理しておくことが、製品の満足度向上につながります。
プロポリスを摂取する際の注意点
商品企画において、安全性への配慮は不可欠です。以下の注意点は、パッケージに記載すべき情報として活用できます。
アレルギーには要注意
プロポリスにはミツバチの体液が含まれるため、ハチアレルギーを持つ方は摂取を避ける必要があります。また、プロポリスの原料となる植物に対するアレルギーを持つ方にも注意が必要です。製品パッケージには、アレルギーに関する注意喚起を明記することが重要です。
なお、アレルギーが心配な方に向けては、目的とする効果を持つほかの成分に着目するのもひとつの方法です。
たとえば、更年期障害の改善を目的とする場合、プロポリスの代替として「ドルソップ」のような独自素材を提案することも可能です。ドルソップは美容やプラセンタに近い機能を持ち、更年期に対して効果が期待できる海洋由来の素材で、感染症リスクがない点で差別化が図れます。
妊娠中の方や乳幼児は摂取を控えるか医師に相談を
妊娠中や授乳中の方、乳幼児に対するプロポリスの安全性は十分に確立されていません。また、はちみつと同様に、乳幼児にはボツリヌス菌のリスクがあるため、1歳未満の乳児には与えないよう注意が必要です。これらの情報は、製品の安全表示として必須です。
【注意】プロポリスは布に着くと水では落ちない!
プロポリスには樹脂成分が含まれており、衣服や布製品に付着すると水では落ちません。この特性は消費者からのクレームを防ぐためにも、パッケージや同梱資料で明記しておくべき情報です。
なお、体内に入った樹脂成分は酵素によって分解されるため、健康上の問題はありません。
まとめ
プロポリスは、更年期障害の改善、抗酸化作用、免疫サポート、認知機能の改善など、多岐にわたる健康効果が期待される天然素材です。とくに中高年女性向けの商品開発において、科学的根拠に基づいた差別化が可能です。
サプリメント開発を検討されている企業担当者の方にとって、プロポリスは魅力的な選択肢ですが、品質管理や剤型選定、法令遵守といった実務的な課題も存在します。
これらの課題に対して、当社は自社で打錠機を保有しており、企画から製造、出荷まで一貫して対応することが可能です。さらに、協力工場と広範なネットワークを活用することで、様々なご要望に柔軟に対応できる強みがあります。
また、当社は300個からの極小ロット対応(既存バルク活用時)、約1,400個からのオリジナル処方対応が可能で、在庫リスクを最小限に抑えながら新商品の市場投入をサポートいたします。多様な剤型(ソフトカプセル、ハードカプセル、打錠など)に対応できる強みを生かし、あらゆるニーズに柔軟にお応えします。
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